北海道の公立高校入試の制度について、わかりきっていることかもしれませんが、解説をしておきます。
高校入試は内申点+学力点で決まります。気をつけておくべきは、その算出方法です。
基本の比率は「内申点:学力点=5:5」です。この比率が持つ意味は、別項で解説しますが、公立高校を進学する場合、意識しておくべき数値です。
学力点は、高校入試本番での5教科の得点です。
各教科45分のテストで、1教科あたり60点、合計で300点となります。
細かく見ますと、英語・国語・数学は、標準問題と裁量問題と2種あります。大問のいくつかについて上位高と呼ばれる学校は、裁量問題を解答することになります。(今年度は十勝学区では、帯広柏葉・帯広三条・帯広緑陽の各高校が裁量問題を選択しています。)
大雑把に見れば、標準問題は基本的な事柄を問います。裁量問題は、やや難しめの問題が出題され、準備をしている生徒とそうでない生徒では差がつきやすいように見えます。特に英語では英作文問題、数学では思考力を問う問題が独特です。これらを得点できるようにするためには、自学自習では限界がありそうです。
内申点は、中学での通知表の成績の傾斜合計です。
5段階評価の通知表で、オール5で315、オール1で63となります。
具体的な算出方法は…
中学1年学年末の成績(9教科)×2
+中学2年学年末の成績(9教科)×2
+中学3年学年末の成績(9教科)×3
となっています。すべて学年末の成績が反映されます。
別項でも解説しますが、この内申点はテストの成績を反映させることを原則としていますが、それ以外の意欲・態度・関心などが加味されて決定されます。
この内申点を、ある程度区切って判断できるようにしたものを「ランク」といいます。
役に立つ…こともある?!
学理舎塾長ブログ
※facebookにはもっと濃い内容を…ちょこっと書いています
こちらの更新を全然しないまま、年も明けてしまいました。
いまさらながらあけましておめでとうございます(遅い!!)。
さて、長いことやってきた冬期講習も今日で終わりで、明日からは通常営業となります。
なかなかおもしろい毎日で、塾生たちの成長がよくわかりました。
「1番が解けた!2番もやってみよう」
「なんかできるようになったかも!」
…塾生たちもこんなことをつぶやいています。
夏・冬と見ていて、やはり学習時間を長くすると、その分実力がついてきます。学力が伸びないなどの悩みは、いきなり効率的なことを求めるのではなく、まず分量をしっかりこなすことが大切だと痛感します。
実際に北海道学力コンクールでも、夏から冬で合計点を20点以上上げた生徒が複数います。
このまま、さらに成績を伸ばしていくように、やっていきます。
…と、感心することしきりですねえ。
いま手元にある成績のデータを見て、つくづく思います。やっぱりやれば伸びるのだ!
トップページにも書きましたが、
5教科106点UP!
5教科62点UP!
学力A→学力Cで51点UP!
塾長の私だって思います。誇大広告だろうと。盛ってませんかと。
でも現実なんだから仕方ない。これだけ点数を伸ばしちゃっているんです。
ところで私自身の、成果というにふさわしい基準を示しておきます。
1教科あたり10点未満は誤差だと思っています。10点未満の上下で、実力が上がった下がったをどうこう言うのは、おかしい。ちょっとした体調のよしあしで変わってしまうくらいの点数です。
だいたい目に見えて変わって来たなあ…と感じるのは、本音で言えば20点です。20点はちょっと大変かな…と思って、15点以上の上昇でトップページに「殿堂入り」させています。
これが5教科トータルで見れば、40点以上の伸びがあれば、確実に成果と見ればいいでしょう。40点以上の伸びは、控えめに見ても2教科の成績が上がったということです。
どうすれば成績が上がるのか?きわめて簡単です。学習時間を増やせばいい。 実際に成績を上げた塾生の学習時間は、増えたと思います。質を高めるだの効率だのを考えるのは、まず学習時間を増やしてから。
ちなみに学理舎の冬期講習は、夏期講習同様、時間無制限です。たっぷり学習できますよ。
いやもう、降り続いてヒドイ雪ですねえ。
準備不足なハナシで、除雪用具などを買っておらず、建物の前は雪だらけ。
幸い歩道の除雪が入ったので、塾の前の道路はキレイです。
明日こそ建物脇の除雪をしなければ…
そんな雪にもめげず、6人の塾生が学習しにやって来ました。
そのうちのひとりが、先日終了した後期中間テストの成績を持ってきました。
まだ4教科しか戻ってきていませんが、すでに前回の5教科合計より62点up!よっぽどヘマをしないかぎり、前回より100点以上up!になるはず。
ついに出るか?!100点up!
塾を始めてまだ半年経ってませんが、この成果はうれしい。
本人もここまで点数を上げてドヤ顔してましたが(笑)、それでももうちょっと点数取れたかも…と悔しげでした。もうヤル気が違うんです!
そうなんです。本人がヤル気になれば、成績はかなり上がります。それを示してくれたのでした。
こういう報告はうれしいものです。次は誰が続いてくるか。
もうすっかり落葉して…
冬が近いですね。どうでもいいですが、塾長は寒いのが苦手。冷え性貧血低血圧なんです…どうでもいいですね。
もう来月には冬休み。ということで、塾も冬期講習の準備です。
この冬期講習から、全学年、少しやり方を変えます。もともと英語・数学・国語での実績が目立っていて、塾長としても狙った成果が出てうれしいのです。
が、理科・社会がおろそかになっていないか?確かに得点の伸び方で見ても、理科・社会が弱い。やれば点数が上がる科目なのに、どうも学習時間に比例した効果が出ていない。
なんとかしなければ…
ということで、理科・社会拡充計画を打ち出します。冬期講習以降は、塾では毎回5教科を少しずつやっていきます。たとえ1日の塾の学習時間が90分でも、5教科を少しずつ。60分なら少し考えますが…
要するに、毎回各教科に触れていこう。そうすることで、全教科との接点を多く持とうという狙いなんです。
これを中学・高校ともにやります!実は、一番内容が拡充するのは高校生かもしれません。…いやいや中学生の内容も、すごい充実しますけどね。
どちらにしても写真のような木の幹が大切です。あっという間に落ちてしまう葉っぱを大きくしても意味がありません。幹を太くする…そういう学習を、学理舎ではしたいのです。
小学生クラスをはじめるにあたって、考えていること。
中学受験などの目先の目標がないわけですから、「何のために勉強しているのか」という目的意識が弱くなってしまうことを、塾長は気にしています。難しいことをするつもりはまったくありませんが、それでも目標となる「ハードル」は、ちゃんと用意したほうがいい。ということで、塾で年間にテストを9回予定しています。
「え?そんなに?」多いですか?中学校では、年4回の定期テストがあり、その点数と日ごろの授業態度で、高校の進路が決まってしまいます。とても残念なことですが、中学の後半になってから「よしやろう!」と気持ちを入れ替えても、それまでの中学の成績がハンデとなってしまいます。成績評価が進路に直結してしまう定期テストの緊張感に比べれば、塾のテストは回数が多くても大変ではないはず。
むしろ中学に入ってからのテスト慣れをしてほしいのです。そして点数どうこうより、「どこが苦手なのか?苦手なことをすこしでも対処する」ことに主眼を置いてテストをします。テストの点数より「どこができなかったのか」を気にします。これが学理舎のテストに対する、一貫した考え方です。
学理舎小学生クラスでは、テストはたぶん他塾より多いですね。一方で、学理舎の小学生では、絶対にやらないと決めていることがあります。それは「英語」。
どんなに要望があったとしても、小学生に英語を指導するつもりはありません。
なぜか。簡単に言えば「私たちは日本語を母語としており、日本語以上に他の言語を重視する必要はない」からです。小学校のときは、日本語を操れる能力がほしい。
この帯広にいて、どれだけの人が日常的に英語が必要でしょう?私自身、ホテルフロントの勤務経験があり、立場上英語を使う機会は多いほうだったと思いますが、それでも毎日使う必要はなかったですね。むしろ日本語でのコミュニケーションが圧倒的に必要です。
高校生にも英語を教えていますが、いつも必ず言うのは、「英語の学習にも日本語は必要。英語の3倍量以上の日本語に接していないとダメ」…3倍と言ってはいますが、実際のところ日本語力の状況を考えると30倍でも足りない(笑)
英語なんてやっている時間があるなら、もっと日本語を。教科書でも小説でもマンガでもいいので、あるいはニュースでも教育番組でも「笑点」でもいいので、日本語に触れる機会を増やしたいのです。